プログラミング言語の動向

調査によれば、世界中で200を超えるプログラミング言語が使用されています。次々と新しい言語が登場するために、その顔ぶれも注目度もすぐに変化していきます。もし、ITエンジニアの職に就きたいと考えているなら、人気のあるプログラミング言語を習得することで、就職できる確率が高くなるでしょう。

言語選びの参考にしていただけるよう、プログラミング言語のランキングとトレンドをまとめました。以下の記事では言語を業種別にまとめています。いずれも高収入を狙えるものです。では、見ていきましょう!

ゲーム業界におけるプログラミング言語動向

C++は日本でも世界でも特に人気の高い言語です。C++は幾つかの改良点が追加されたC言語の拡張版です。処理速度が速いために(C++はコンピューターが理解しやすい言語です)、C++はゲームプログラミングに向いており、ゲーム開発用の豊富なライブラリが揃っています。

C#も日本のゲーム開発環境において、人気が高まっている言語です。特に迅速に効率的に開発する必要がある場合によく使用されます。C#に対応しているゲームエンジンの「Unity」が世界で広く利用されていることもあり、現在、多くのエンジニアがC#でプログラミングを行っています。

Androidアプリ開発におけるプログラミング言語動向

Javaはその汎用性の高さから、幅広い開発環境で用いられる人気の高いプログラミング言語です。Androidアプリ開発に適しているだけでなく、webアプリやデスクトップアプリの開発にも使用されます。次に取り上げるKotlinも日本での人気が高まってきていますが、それでもなお、Javaは最も多くの開発プロジェクトで用いられ、就職に有利な言語です。

Kotlinはまだ歴史の浅い言語です(2011年開発)。しかし、Googleがこの言語をAndroidアプリ開発の公式言語に追加してから、日本でも世界でも注目を集めています。KotlinのメリットとしてはJavaよりもコードがシンプルで、安定性を確保しやすいということがあります。このメリットによって、KotlinAndroidアプリ開発を行う企業が増加しています。

iOSアプリ開発におけるプログラミング言語動向

Objective-CApple社が標準言語として採用したプログラミング言語で、主にiOSアプリ開発で使われてきました。基本的には、C言語を基にしたオブジェクト指向言語です。今あるiOSアプリの多くはObjective-Cで書かれていますが、徐々にSwiftに移行しており、Swiftがこの分野の中心的な言語になってきています。

2014年にApple社はSwiftを新たなプログラミング言語として発表しました。可読性が高く、コードが書きやすいという点を始め、多くのメリットがあり、現在では多くの企業がiOSアプリ開発をSwiftで行うようになっています。

いかがでしたか?プログラミング言語動向がどのようなものであるかの参考にしていただければ幸いです。この分野でのキャリアを検討している方は、ご紹介したような事柄に注目し、アンテナを張っておくといいでしょう!